RubyPico
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20分ではじめるRubyPico

はじめにRubyの基本的な書き方を20分で学べるチュートリアルをやってみましょう。

20分ではじめるRuby

上のページはRubyPicoのお父さんにあたるPC版のRuby(CRubyと言われたりします)で実際に使われているチュートリアルです。RubyPicoでも同じようにプログラムを動かすことができます。つまりこのチュートリアルをRubyPicoを使って完了させれば本物のRubyだって書けるようになるはずです!(いいすぎ?)

マニュアルの読み方

  1. RubyPicoをダウンロードして起動
  2. このページをブラウザで開く(すでに開いているはず)
  3. ブラウザ(長押しして新規タブで開くがおすすめ)を使って20分ではじめるRubyを開く

あとはホームボタンをダブルクリックしてアプリとブラウザを切り替えながら進めていきましょう。プログラムの入力が大変なときはコピーアンドペーストを使うとよいです。

マニュアルとアプリを同時に見ながら進めたい人はもう一台スマホやタブレットを用意(家族や学校や図書館などの公共施設から借りたり)してそちらのブラウザで開きましょう。もしくはプリントアウトがおすすめです。

目次

1

1ページ目を進めるための補足です。

インタラクティブRubyの起動方法

  1. ファイル選択画面で”Sample”タブをタップ
  2. irb.rbを開く
  3. 右上の”Run”ボタンをタップ

irbで変数を使うときは@を付ける

irb上で変数に値を保存するには先頭に@を付ける必要があります。a = 1だったら@a = 1b = 1 + 2だったら@b = 1 + 2にしてください。

この違いはirbだけのもので通常のプログラムのときはCRubyと同じように書くことができます。

irb(main):007:0> @a = 3 ** 2
=> 9
irb(main):008:0> @b = 4 ** 2
=> 16
irb(main):009:0> Math.sqrt(@a+@b)
=> 5.0

2

2ページ目を進めるための補足です。

複数行にまたがるプログラムが入力できない

代わりにセミコロン(;)でつないで複数行入力してください。

irb(main):010:0> def hi; puts "Hello World!"; end
=> :hi

完結していないプログラムを入力しようとするとエラーになってしまいます。

irb(main):010:0> def hi
line 1: syntax error, unexpected $end, expecting ';' or '\n'

簡潔で繰り返せるメソッド

hiの再定義もセミコロンでつないでください。

irb(main):015:0> def hi(name); puts "Hello #{name}!"; end
=> :hi

Stringに穴を開ける

おなじく1行にまとめて入力します。

irb(main):019:0> def hi(name = "World"); puts "Hello #{name.capitalize}!"; end
=> :hi

挨拶人(Greeter)への進化

長くなってきたのでこれはファイルに作成してからロードするという作戦でいきます。

  1. “Back”ボタンを押してirbを終了します
  2. 続けて”Back”ボタンを2回押して”Sample”画面に戻ります
  3. 下の”File”タブを押してファイル選択画面に移動します
  4. 右上の”+”ボタンを押します
  5. 作成するファイル名を聞かれるのでgreeterと入力して”OK”を押します
  6. greeter.rbの編集画面に移動するので以下のプログラムを入力します
class Greeter
  def initialize(name = "World")
    @name = name
  end
  def say_hi
    puts "Hi #{@name}!"
  end
  def say_bye
    puts "Bye #{@name}, come back soon."
  end
end

もう一度irbを起動して、さきほど作成したgreeter.rbを読み込みます。

irb(main):024:0> load "./greeter.rb"
=> :say_bye

3

3ページ目を進めるための補足です。

変数に格納するときは先頭に@を付けます。

irb(main):035:0> @greeter = Greeter.new("Pat")
=> #<Greeter:0x16cac @name="Pat">
irb(main):036:0> @greeter.say_hi
Hi Pat!
=> nil
irb(main):037:0> @greeter.say_bye
Bye Pat, come back soon.
=> nil
irb(main):038:0> @greeter.@name
SyntaxError: (irb):38: syntax error, unexpected tIVAR, expecting '('

Objectの殻の中

irb(main):041:0> @greeter.respond_to?("name")
=> false
irb(main):042:0> @greeter.respond_to?("say_hi")
=> true
irb(main):043:0> @greeter.respond_to?("to_s")
=> true

クラスの変更 - まだ間に合います

セミコロンで1行につなげて入力します。

irb:010> class Greeter; attr_accessor :name; end
=> nil

変数に格納するときは先頭に@を付けます。

irb(main):047:0> @greeter = Greeter.new("Andy")
=> #<Greeter:0x3c9b0 @name="Andy">
irb(main):048:0> @greeter.respond_to?("name")
=> true
irb(main):049:0> @greeter.respond_to?("name=")
=> true
irb(main):050:0> @greeter.say_hi
Hi Andy!
=> nil
irb(main):051:0> @greeter.name="Betty"
=> "Betty"
irb(main):052:0> @greeter
=> #<Greeter:0x3c9b0 @name="Betty">
irb(main):053:0> @greeter.name
=> "Betty"
irb(main):054:0> @greeter.say_hi
Hi Betty!
=> nil

何にでも挨拶してくれる、MegaGreeterは無視しない!

ファイルを作成してそのまま実行します(irbを経由しません)。

  • greeter.rbを作ったときと同じようにri20min.rbを作成します
  • MegaGreeterのプログラムを入力またはコピーアンドペーストで貼り付けます
  • エディタ画面右上の”Run”ボタンを押すと書いたスクリプトをそのまま実行してくれます
  • 先頭の#!/usr/bin/env rubyはCRuby用のものなのでRubyPicoでは不要です(あってもただのコメントとして処理されます)

4

4ページ目を進めるための補足です。

特にありません。